神戸1

ハジメテンの展示が神戸のアートビレッジセンター(通称KAVC)
という所で始まってます。


10/24の夜に、メンバーの小橋陽介君と東京を出発して
25日の早朝大阪に着いた。
他の東京メンバーは、まちまちだけど
だいぶ後に神戸入りで、僕と小橋くんは、またもやだいぶ早い前乗りで
完全にマエノリティ・リポートだった。
小橋君とは、ほぼ片時も離れず
東京に戻って来たのが11月8日だったので
鬼のように長い時間を過ごした。
その後、東京に戻って来てからも
カタログの編集とデザインを4、5日間一緒にやってたので
お互い、犬を飼いだしたぐらいに思ってたんちゃうかな。


最近のハジメテンとしての展示が良くなかったとかではないけど
僕らの中でフォームとか、役割分担みたいな事とかが
何と無く決まってきてて、完全に個人的な意見だけど
ちょっと大丈夫かな?って思ってた。
それはそれで、肯定的に思ってるメンバーもいると思うし
(そんな話はしないから分からないけど)
その感じがちょっと良いなとも少しは思う。
でも、陳腐な言葉だけど、ミラクルとか魔法みたいな要素が
あまり起きなくなってきたのか
それに慣れてきてしまったのかは分からないけど
那須で最初にやった時のグルーヴや
高揚感や無責任感が、僕の中では薄れつつあった。
前にハジメテンの
那須の展示と制作のドキュメントビデオを作った事があって
神戸入りする前に
ふと見たら、自分達にしか分からない事なのかもしれないけど
とんでもなく新鮮な感じがして
メンバーの何人かには、あれ見てって言ったりしてた。
『へー、そうなん。』とか言って、薄ら笑いでスルーされたけど。


そんなカオスな感情を抱えたまま
展示作業が始まり途中でこのカオスな感情が大事やったんやん!って
都合良く思い始めたりし、メンバーもどんどん神戸入りしてきてやりだすと
普段は本当に、みんな自分勝手で適当なんだけど
何がきっけかは分からない状態で、一瞬みんなが同じ方向を向く時があって
うわ!ってなるやつが出て来て、そうそう!これこれ!
っていうのが瞬間が何回もあって興奮した。
最初にやった那須の時よりも
よりグレードアップしたグルーヴと訳分からんさが増して
バチッとはまってるけど形は変、みたいな
フザけたもんを真面目に作れたと思った。
他のメンバーが本当にどう思ってるかは分からないけど
僕は密かにずっと興奮して嬉しかった。
前には当たり前に思ってた、ハジメテンをいつ辞めてもいいやー
って、ちゃんと思えた。


ま、そんな僕のどうでもいい、おセンチな感情は無視して
展示見に来てやって下さい。


後、大阪のSTUJIO Jというギャラリーでやっている
坂本真澄さんの個展『東京愛情事故』の写真の作品を撮影しました。
女の子の何かがスパークしているので
神戸と合わせて是非見に行って欲しいです。